この記事ではリノベーション用の物件を選ぶ時の、注目すべきポイントを紹介したいと思います。
リノベーション用戸建て物件選びのポイント
まずは、中古の戸建てを選ぶ際に見るべきポイントを紹介します。
戸建てを選ぶうえで大切なポイントは、「建物の構造」です。
戸建ての構造には大きく分けて、「木造」、「鉄骨造(S造)」、「鉄筋コンクリート造(RC造)」の3種類の構造があります。
まずは、中古の戸建てを選ぶ際に見るべきポイントを紹介します。
戸建てを選ぶうえで大切なポイントは、「建物の構造」です。
戸建ての構造には大きく分けて、「木造」、「鉄骨造(S造)」、「鉄筋コンクリート造(RC造)」の3種類の構造があります。
木造
1つ目の木造は、「木造軸組工法」と「2×4工法」の2種類に分類することができます。
木造軸組工法は柱や梁を軸に支えているので、壁を動かしたりなど間取りの変更がしやすいため、リノベーションに向いている物件とされています。対して、2×4工法は壁で建物を支えているため、どうしても動かせない壁などがでてきてしまうので、木造軸組工法に比べると自由度は低くなってしまいます。
鉄骨造
続いて2つ目の鉄骨造も「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の2種類に分けることができます。鉄骨造はどちらもリノベーションの自由度は高いのですが、軽量鉄骨の物件は、ブレースと呼ばれる建物を補強するための鉄骨が取り外せないことがあるので、その場合は間取りの変更が制限されてしまいます。
鉄筋コンクリート造
最後の鉄筋コンクリート造ですが、こちらも同じように「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類に分けられます。この2種類も木造のときと同じで、ラーメン構造は柱や梁で支えているので自由度が高いですが、壁式構造は壁で支えているため自由度が低くなってしまいます。
このように、構造によってリノベーションの自由度が変わってくるので、一戸建てでリノベーションを考えているときは建物の構造に注意して物件を選んで欲しいです。
続いては、中古マンションを選ぶ時のポイントを紹介したいと思います。
リノベーション用中古マンションを選ぶポイント
中古マンションを選ぶ際に見るべきポイントは「管理規約」です。マンションにはそれぞれ、住民が快適に過ごせるための管理規約が設けられています。その規約によっては水回りの位置の移動が制限されてしまったり、防音目的のため、カーペットからフローリングへの変更ができなかったりする場合があります。そのことを後から知って後悔しないためにも、事前に管理規約を見ておくことをお勧めします。
また、マンションにも構造の種類があり、主に鉄筋コンクリート造のラーメン構造と、壁式構造に分けられます。マンションの場合も戸建てと同じように、ラーメン構造の方が自由度が高く、リノベーションをするのに向いています。
今回は戸建てとマンション、それぞれの物件を選ぶ時の主なポイントを紹介してきましたが、他にも築年数や周辺環境、耐震性など、どちらを購入するにしても見ておくべきポイントはたくさんあるので、1つ1つの項目をしっかりチェックして購入を検討して欲しいです。