新型コロナウイルスの流行で生活スタイルが大きく変化して、「ステイホーム」や「おうち時間」などの言葉からも分かるように自宅での暮らし方が見直されています。以前は「家」といえば家族が帰ってくる場所というイメージが大きかったのが、リモートワークやオンライン授業など日中もそのほとんどの時間を過ごす場所になっています。
新型コロナウイルスの流行で生活スタイルが大きく変化して、「ステイホーム」や「おうち時間」などの言葉からも分かるように自宅での暮らし方が見直されています。以前は「家」といえば家族が帰ってくる場所というイメージが大きかったのが、リモートワークやオンライン授業など日中もそのほとんどの時間を過ごす場所になっています。
そして、そんな1日のほとんどを過ごす家をもっと快適にしようと中古住宅のリノベーションが今注目を集めています。
旅行や外食が楽しみだったという家族が家で過ごす時間が増えたことから、家にいながら理想の暮らしを手に入れるために選んだリノベーション暮らしについてご紹介します。
リノベーションとは?
そもそもリノベーションという言葉を聞くようになったのはいつごろでしょうか?リノベーションという言葉が一般化される以前はリフォームという言葉の方がよく耳にしていました。
リフォームとリノベーションの違いとは?
実はリフォームとリノベーションに厳密な定義や線引きはありません。リフォームは、設備交換、内装の張り替え、増築を含む大規模な工事まで、広範囲な内容をもつ言葉です。現在、一般的には「経年劣化などによって傷んでしまった建物を新築に近い状態に回復させること」という意味合いで使われることが多いです。
例えば、古くなったキッチンやお風呂、トイレを最新のものに取り替えたり、汚れが目立つ壁紙や畳を張り替えてキレイにしたり、といった工事がリフォームといえるでしょう。
新たな「価値」を与えるリノベーション
一方で中古住宅に新たな「価値」を与えるのがリノベーションです。
既存の住宅を住む人のライフスタイルや好みに合わせてつくり変え、新たな価値を与える改修のことをいいます。
今の家に不便はありませんか?
そんな方はしょうがないと諦めないで、家での暮らしをもっと快適にする方法がないか考えてみましょう。
リモートワークで増えた書斎需要
新型コロナウイルスの影響で一番大きかったのは、リモートワークになったご主人の居場所。リノベーションでも書斎を希望する人は7割まで増えています。以前は家に持ち帰った仕事やメールのチェックなど短時間の作業だったのが、一日中となると落ち着いて仕事ができる環境であるかどうかは重要です。生活音や子供の声など音への配慮も考えて独立したスペースを作る方が増えています。
キッチンを家族との時間に変えるリノベーション
他にも人気があるのは対面型のキッチンにリノベーションする方も多いです。料理する時間を、単なる家事ではなく、楽しい時間にしたいという人が増えているのではないでしょうか。
かつてのキッチンは壁側に向いた独立タイプだったものが、リノベーション後はリビング側全体を見わたすアイランドタイプになり、リビングで遊ぶ子供の様子や窓から外の景色も眺められるようになったり、家族や友人とも料理をしながら談笑したりと楽しい時間を過ごせるようなった例もあります。
老後に備えたリノベーション
また子どもが大きくなり家に住むのが夫婦二人になったタイミングでもリノベーションを検討する方が多いです。子育て中や現役で働いていた時期には住みやすかった部屋が、体力の衰退などを理由に、住みづらくなることも。また子どもが自立した後、空いた子供部屋の使い道が思い浮かばず、物置代わりとして使っていたりするケースも多く聞かれます。バリアフリー化や夫婦二人のこれからの暮らし方に合わせて好きなものや趣味の時間を楽しめるようなおうちにカスタマイズするのも楽しいですね。
住み慣れたはずの住居でも、家族構成や生活の変化から、使い勝手の悪くなる箇所が出てくることもあります。だからと言って、住み替えるほどの予算はないし…今の我が家には愛着もあるので手放すのも惜しい。そんな方も、リノベーションを施して、今の住まいに新たな価値を与えてみてはいかがでしょうか?